自然素材の漆喰をベースにしたシートタイプの内装材

漆喰ルマージュとは

自然素材の内装材

漆喰ルマージュは、古来より使われてきた
自然素材の漆喰を乾式工法で再現したシートタイプの内装材です。
厚さは0.4mm。壁紙の要領で施工できるフレキシブルなシートに加工しています。
漆喰のアルカリ性によって、長期間にわたってカビや各種菌類への抗菌力が
持続する優れた機能を持ちます。
日本では調度品等をカビから守る白壁の蔵に、
そしてヨーロッパでは疫病の予防を目的に
漆喰の抗菌力を建築環境に取り入れてきた歴史があります。
さまざまなニーズにお応えできるように、3タイプ6種をご用意。
住宅はもちろん、美術館や博物館、病院などの公共施設にも最適です。

「塗る」から「貼る」へ

漆喰ルマージュは、3層構造のシートタイプ壁装材です。
特殊なベース紙に、漆喰のもとになる消石灰を主成分とする層を形成し、
その層を養生シートで覆うことにより、世界で初めて漆喰のシート化に成功した自然素材の内装材です。

製造中の消石灰を締め固めるため、熟練の左官職人が金ゴテで押し固めたものと同等の緻密な構造となります。
施工は、従来の湿式工法から現代の建築様式にマッチさせた乾式工法となり、貼り付け後、空気中の二酸化炭素と反応して徐々に硬化します。
これにより、日本の伝統工法で得られる漆喰仕上げと同等の堅牢性、防カビ性を発揮し、尚且つ柔らかで普遍的な白壁が得られるため、時の経過に耐え得る建築の一生ものの内装仕上げを提供できます。

漆喰とは

珊瑚の化石(石灰石)を高温で熱し、消石灰にしたものに水や海藻糊やスサを混ぜたものです。
起源としては紀元前3000年前の古代ギリシャやローマ時代の建築物にも見受けられます。(西洋ではスタッコと呼ばれています)
アジアでは紀元前700年頃に万里の長城に煉瓦をつなぐ材料として使用されており、日本では西暦700年頃に高松塚古墳の石室内部で壁画の下地として使用されています。
その後、日本では城や蔵で外壁としてされるようになりました。

防カビ

カビの発生を抑え、衛生的です。

漆喰の内部はアルカリ性です。そのためカビの発生を強力に抑えることができます。
現在でも酒、ワイン、味噌、醤油などの醸造所や蔵では、不要な菌類が繁殖しないように、 壁を漆喰にしているところが数多くあります。フランスやイタリアのワインセラー(貯蔵所)にも漆喰の塗り壁が見られます。

吸放湿性

カビの原因にもなる壁面結露を抑えます。

漆喰の表面は微多孔質な構造のため、湿度が高い時は湿気を吸い取り、 乾燥時には水分を放出しようとする性質があります。 この性質は天然木材と同様、空間を快適な状態に調整してくれます。

ホルムアルデヒドの吸着

<漆喰ルマージュ>は空気中のホルムアルデヒドを吸着します。

シックハウス症候群の要因のひとつとされているホルムアルデヒドを軽減します。

ホルムアルデヒド吸着・放散実験

<実験条件>
10リットルの試験容器中のホルムアルデヒドが1.5ppmになるよう調整し、8畳間の容積と、 壁+天井の面積比率に相当する漆喰ルマージュ125cm2を封入して25℃での濃度変化を測定。 また、吸着だけでなく、夏季を想定し40℃に加熱した場合のホルムアルデヒド放散量も測定。

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